戻る

川崎区・幸区 教育

公開日:2023.11.24

おつけもの慶
若者考案キムチ、12月販売
「もっちーず」など3種 

  • 発表に臨んだ13人の生徒と商品化される3種のキムチ

 川崎区内を中心に店舗展開するキムチ専門店「おつけもの慶」の創業20周年記念イベントが川崎アゼリア・サンライト広場で開催された。11月19日には、市立川崎高校・生活科学科の生徒が考案し、商品化するキムチ3種を発表。12月1日から販売を開始する。

 発表したキムチのうち「もっちーずキムチ」は、もちとチーズを約1センチ角にしてヤンニョム(キムチのタレ)と混ぜ合わせ、1分程度電子レンジで温めて完成させたもの。「温めるキムチとして若い人に人気になってもらいたい」と願いを込める。また、ショウガと枝豆を使用した「おつまみキムチ」は、学校の先生たちに好評を博した自信作。長ネギ、ショウガ、ミョウガを使った「万能ちょいキムチ」は、素材のおいしさを追求し、食材の切り方を意識してつくりあげた逸品として紹介した。

 この取り組みは「プロジェクトK」と銘打ち、今年6月からスタート。Kはおつけもの慶、川崎高校、キムチを指す。プロジェクト代表生徒の鈴木めぐみさん(16)によると、この日の発表までに約20時間の時間を費やした。「自分たちのオリジナルキムチが商品化されると聞いてモチベーションを高く持つことができた。楽しく取り組むことができた」と振り返った。

 同店を運営する(有)グリーンフーズあつみの渥美和幸社長は「高校生のポテンシャルを感じた。全国の高校生たちで腕を競いあう『キムチ甲子園』のような大会の開催も夢ではない」と語る。

 高校生考案のキムチのうち「もっちーずキムチ」は実店舗、「おつまみキムチ」と「万能ちょいキムチ」は京急川崎駅とJR川崎駅に設置されている自動販売機で販売される。同店では売り上げ収益の一部を同校へ寄付するとしている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

川崎区・幸区 ローカルニュースの新着記事

川崎区・幸区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS