戻る

川崎区・幸区 人物風土記

公開日:2023.11.24

野球の独立リーグ・BCリーグ「神奈川フューチャードリームス」に入団する
田中 都羽さん
川崎区田町在住 17歳

夢に向かって直球勝負

 ○…「困難があると思うが、全力プレーを貫きたい」――。地元神奈川を本拠地とする独立リーグの野球チームに新戦力として入団が決まった。高校では目立った活躍はなく無名の球児。プロ志望届を出す際には、お世話になった監督や両親から無理だと反対された。それでも、頑として考えを曲げなかった。「自分ならできる。プロでやっていける」。諦めない気持ちが、プロ選手への道を切り開いた。

 ○…野球をはじめたのは幼稚園の年長。5歳上の兄の影響だった。小学4年生の頃に北海道日本ハムで大活躍した大谷翔平選手を見てプロ野球選手への憧れを持つように。その頃から、部活が終わって家に帰ってからも素振りやシャドーピッチングをするのを日課にしている。川崎総合科学高校では、主に遊撃手と投手で活躍。3年生では主将を務めた。

 ○…身長174cm、体重66kgと細めの体格ながら、自肩が強く、球速は130Km台後半でスピンのかかった筋の良い球を投げる。手足も長く、体格も成長段階にあり、その将来性がスカウトに買われた。声を掛けられたのは、NPB12球団のドラフトにかからず、高校卒業後も働きながらプロを目指すと決めたとき。諦めない気持ちがチャンスを呼び込んだ。「入団したら技術はもちろん、人としても成長したい。自分から学び、努力を続け、感謝の気持ちを忘れずプレーしたい」と抱負を語る。

 ○…4人きょうだいの次男。弟と妹とするキャッチボールが好きだという。目下体を大きくしようと寝る前に餅を5つ食べる食トレ中。野球漬けの日々だが、たまの息抜きには音楽を聴く。将来の目標は大きく「日本を代表するピッチャー」。輝く目は希望に満ち溢れている。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

川崎区・幸区 人物風土記の新着記事

川崎区・幸区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS