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川崎区・幸区版 公開:2024年10月25日 エリアトップへ

就労移行支援事業所 「おが粉」寄贈に感謝 小田原から 着火剤材料に

社会

公開:2024年10月25日

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小田原の組合員(左)から受け取るFDAの利用者
小田原の組合員(左)から受け取るFDAの利用者

 障害者就労移行支援事業などを行うNPO法人フューチャードリームアチーブメント(川崎区駅前本町/坂田浩次理事長、以下FDA)は10月9日、小田原地区木材業協同組合からスギやヒノキのおが粉の寄贈を受けた。

 FDAでは、昨年から使用済みのろうそくを再利用し、木くずと混ぜ合わせて着火剤を製造、販売することで、障害者の就労支援につなげる取り組みを行っている。

 一方、同組合は川崎市木材利用促進フォーラム、全国都市緑化かわさきフェアに参加しており、FDAの取り組みを川崎市から紹介され、おが粉を提供することに。スギやヒノキのおが粉約100kgを寄贈した。

 一つの着火剤をつくるのに必要な木くずは8〜10g。約800個できる計算になるという。坂田理事長は「とても良質なおが粉をいただくことができ、感謝している。生産活動を通じて工賃を稼ぐだけでなく、SDGsに貢献し、お客さまや社会に役立つことができることも、利用者のやりがいになる」と話す。

 着火剤は、二子橋(高津区)、丸子橋(中原区)の多摩川河川敷バーベキュー場で販売されている。坂田理事長は「今回ご提供いただいたことで、良質な着火剤を作ることができる。今後、販路を拡大していきたい」と話している。

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