川崎区・幸区 文化
公開日:2025.03.04
埼玉の道路陥没事故受け 川崎市
下水道管を緊急点検
埼玉県八潮市での道路陥没事故を受け、川崎市は2月20日までに下水道の汚水管や合流管の緊急点検を実施した。対象となる施設とマンホールを点検した結果、道路陥没につながる不具合は確認されなかったという。
八潮市の陥没事故では、複数の自治体にまたがる「流域下水道」が硫化水素の影響で腐食・破損したことが原因とみられる。そのため国土交通省は同様の「流域下水道」に関して、管理する都道府県に対して緊急点検を求める事務連絡を1月末に通達。川崎市は対象外だが、独自の調査を実施した。
国交省の通達に準じ、市内に設置されている口径2千ミリ以上の汚水管約7Kmと合流管約31Kmを点検。計483カ所のマンホールを開けたうえで、地上からの目視に加え、地上から見えない箇所は作業員が下へ降りて目視で点検した。その結果、管の劣化は数カ所で確認されたが、陥没につながる腐食などは確認されなかったという。
一方、2月15日の午後6時20分ごろ、川崎区大島3丁目の県道で、マンホールのふたと乗用車が接触する事故が起き、乗用車を運転していた男性と助手席に乗っていた女性が首に軽いけがをした。市の担当課によると、このマンホールは事故前日に点検を実施したが、点検時に異常はなかったという。
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