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川崎区・幸区 教育

公開日:2025.08.01

南河原小
児童がナシ収穫
校内で40年続く畑

  • 校内の畑でナシを収穫する児童たち

 幸区の南河原小学校(室谷拓之校長)で7月18日、5年生の児童61人が校内の畑で栽培しているナシの収穫を行った。

 同校で児童の栽培を手伝う五十嵐努さんによる指導のもと、これまでに雑草取りや肥料やり、摘果等の管理をしてきた児童たち。この日は天候にも恵まれ、事前に五十嵐さんから収穫の仕方を教わったのちに、畑に入って、自分たちの手で育てたナシをもぎ取った。

 ただ、ナシの本来の旬は7月下旬から8月上旬頃で、「旬の時期が100%だとすると、今は70

%くらいの大きさ」と五十嵐さんは言う。それでも児童たちは「意外とずっしりしていて重かった。家に帰って食べるのが楽しみ」と嬉しそうに話した。

 ナシの品種は、明治時代に川崎で発見された「長十郎」をはじめ、「あきあかり」、「豊水」、「幸水」等計5種。畑は40年近くの歴史があり、「9代前(1975年後半頃)の校長先生が実のなる植物を植えたのがはじまり」と室谷校長は来歴を話す。10年ほど児童たちを指導している五十嵐さんは「実際に生のものを観察して、五感を通じて学習するのが大切。できるだけ多くのものに触れて、成長してくれれば」と嬉しそうな児童たちに目を細めた。

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