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川崎区・幸区 スポーツ

公開日:2025.08.15

中学硬式野球川崎西シニア
2年生大会で南関東制す
創立以来初のタイトル獲得

  • 優勝を喜ぶメンバー=提供

 中学硬式野球の日本リトルシニア関東連盟南関東支部の2年生大会「アカギカップ」の決勝が7月20日、南足柄運動公園野球場で行われ、中原区内を中心に活動する川崎西リトルシニアが優勝した。2009年の創立以来、南関東支部の大会での優勝は初。

 同大会は、同支部に所属する神奈川県、静岡県の56チームが参加。川崎西は、シードで2回戦から登場し、初戦で三島と対戦。エースの横山祐介選手(中原中)が7回2失点に抑え、4対2で勝利し、勢いに乗ると、続く3回戦で川崎中央、準々決勝で藤沢、準決勝で海老名を破り、決勝に進んだ。

 決勝の相手は、強豪の静岡裾野。1年生大会の準々決勝で敗れていた相手に、初回で先制を許すも、6回に同点に追いつき、最終回に相手のエラーから得点を奪いサヨナラ勝ち。悲願のタイトルを手にした。有間史竜主将(東高津中)は「昨年の1年生大会はベスト8で負けてしまったので、頑張ってその上に行きたいと思っていた。優勝できてうれしい」と喜びを語った。横山選手は「1戦1戦、目の前の試合に勝つことだけを考えていた。1試合戦うごとにチームが成長できた」と振り返る。

 大会を通じて失策が少なく、投手を中心とした守備のチームで勝ち上がってきた川崎西。徳永耕治監督は今回の載冠に「今までベスト8の壁を破れなかった。今回、選手が頑張ってくれて、初のタイトルを取ることができた」と選手たちを称賛する。続けて「今の3年生がしっかりとチーム内で役割を決めて体現していた。2年生は、その背中を見て、しっかりとチームがまとまり、一つになって優勝という目標に向かった結果」とチームの結束力を語った。

次は全国へ

 「やる気・負けん気・根気」をモットーに、野球技術の習得や基礎体力の向上だけでなく、チームの規律を重んじ、社会で通用する人間性の育成にも注力する同チーム。メイングラウンドとして多摩川河川敷の丸子橋硬式野球場、上丸子天神町第4球場を使用し、平日は週に一度、高津中学校を使って練習を行っている。

 有間主将は「このチームは元気があって、みんな仲が良い。今回の優勝で次は追われる立場になる。秋の大会でいい成績を残して、関東大会、そして全国大会に行きたい」と抱負を語った。徳永監督は「全国大会出場が目標。そこに向かってどれだけやれるか。しっかり取り組んでいきたい」と誓った。

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