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川崎区・幸区 教育

公開日:2025.09.05

市立川崎・橘高校生
米国大教育講座に挑戦
来年3月まで学び深め

  • 受講生らとゲイリー博士(画面右)、玉川講師(画面左)、落合隆教育長

 米国スタンフォード大学と連携し、多様性やアントレプレナーシップ(起業家精神)を学ぶ「Stanford e-Kawasaki」の開講式が、8月30日、川崎市役所本庁舎で行われた。受講する市立川崎高校、橘高校の生徒20人と、同講座の講師陣などが出席した。

 「Stanford e-Kawasaki」は、スタンフォード大学の国際異文化教育プログラム(SPICE)と、市が共同で開発・提供する高校生向けのオンライン講座。市の「グローバル人材育成事業」の一つとして、2019年から実施している。受講生は来年3月まで、全5回の講座や課題提出、自らが選んだ研究テーマのプレゼンなどを行い、学びを深める。

 開講式では、SPICE所長のゲイリー・ムカイ博士がオンライン上であいさつし、関係者らに労いと感謝の言葉を伝えた。受講生に向けて「シリコンバレーで成功している起業家たちは、ほぼ全員が失敗を経験し、そこから学んでいる」と話し、「間違いを恐れずに、間違いから学んで前進して」とエールを送った。講師の玉川麻衣子氏からプログラムの説明が行われ、「安全圏から出て挑戦を大切に」「他者の意見を尊重する」などのルールと目標も示された。その後、受講生の英語による自己紹介が行われた。

 受講生の橘高校1年・松澤青蓮さんは、自身のルーツや中学時代ユネスコスクールに通った経験から、グローバルな課題に向き合いたいと感じていたという。「中学生の時から取り組みたいと思ってきたプログラムがやっと目の前にあると思うとワクワクする」と目を輝かせた。同校2年の北條莉央さんは「始まる前はすごく緊張していたけど、講師の二人の話を聞いて、間違えてもいいんだと前向きになれた。講座を通してビジネスについて学びたい」と期待を込めた。

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