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川崎区・幸区 文化

公開日:2025.11.07

プンムルノリで街に活気
桜本で50人パレード

  • 軽妙な演奏に合わせて踊るハルモニ

 桜本(川崎区)で11月2日、韓国・朝鮮の伝統芸能、プンムルノリ(農楽)のパレードが行われた。民族衣装を着用した幼児から大人までの約50人の演者たちが伝統打楽器のチン、ケンガリ、チャンゴ、プクを叩き、掛け声を織り交ぜながら商店街を練り歩いた。

 在日コリアンが集住する同地区では毎年秋になると、商店街イベントや小学校の運動会でプンムルノリが披露されている。同イベントは地域住民有志が昨年から実施している。

 パレードは桜本商店街を出発し、桜川公園まで練り歩いた。在日大韓基督教会川崎教会前では在日高齢者クラブ「トラジの会」のハルモニ(おばあさん)がチマ・チョゴリ姿で出迎えた。プンムル隊が到着し演奏を奏でると、軽妙な音色に合わせて手をゆらゆらさせながら踊る姿も見られた。

 パレードを観覧した商店街で商売を営む女性は「桜本に秋が来たと実感する」と語った。

 6歳の長女と3歳長男がパレードに参加したという文世賢さん(53)は「この地域には日本人、在日コリアン、さまざまな国からやってきた外国人がいる。多文化地域の中で韓国・朝鮮の伝統芸能が行われることに意義がある。こういう環境の中で子どもたちが多文化共生を身につけられることも素晴らしい」と誇らしげに話した。

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