川崎区・幸区 社会
公開日:2025.12.26
1Kmの遠距離送水訓練
川崎消防団、多摩川河川敷で
川崎消防団が多摩川河川敷で12月7日に遠距離送水訓練を実施し、47人が参加した。
今回の訓練では、震災により市街地で火災が発生したが、消火栓が使用不能となった緊急時を想定。
消防団員は、多摩川河川敷内で50本のホースを延長し、5つの分団が5台の可搬ポンプをそれぞれ操作した。
トランシーバーを使用して、他の分団と安全確認や圧力調整の確認を行うなど、緊密に連携を図り1Km先まで中継送水することができた。
村上健二消防団長は、「各分団が、可搬ポンプ操作や他の分団との連携を再確認でき、大変有意義な訓練になった」と参加者に感謝を示した。
2024年に能登半島地震で発生した輪島市の大規模火災の際、断水で消火栓が使用できなかったことにも触れ「消火栓使用不能時のほか、道路が寸断されれば、消防車両による消火活動も制限される。有事に備え、万全を期していきたい」と述べた。
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