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幸区版 公開:2016年1月8日 エリアトップへ

日本テーブルボタンサッカー協会会長で国際交流センターで講習会を始めた ハーレー田中硬一さん 北加瀬在住 41歳

公開:2016年1月8日

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フットメザを日本の文化に

 ○…ブラジルでは競技人口が10万人を超えるポピュラーな卓上で行うサッカーゲーム『フットメザ』の講習会を国際交流センターで12月から毎月1回始めた。「2年後世界選手権を川崎で開くため競技者をもっと増やしたい」と競技普及に汗を流す。日本で活動を始めたのは11年前。「多くの人たちとコミュニケーションをとりたい」と同競技を自宅で始めた。「友達や子供と一緒に集まってね。楽しいでしょ。頭使うし、集中力必要だし子供の教育にもグッド」と笑顔で答える。

 ○…ブラジルのパラー州イガラペ・ア・スール生まれ。日本人の父親とブラジル人の母の元、3人兄弟の長男として育った。7歳の時、日本人が多く住むカスタニャールに移ると、野球や盆踊りなど日本の文化に触れる機会が増えた。「コミュニケーションは単語だったけど楽しかった。いつか日本に行ってみたいと思った」と当時を思い出す。父親の仕事の影響で高校卒業後に家族で日本に移住。「夜一人で出歩けることに驚いた。日本は平和な国」と微笑む。

 ○…現在は北加瀬で夫人と3人の子供と暮らす。ブラジルに留学経験のある夫人はフットメザの翻訳などでもサポート。「日本語に無い言葉もつくってくれた。フットメザの日本の母ね」と感謝の思いを述べた。21歳の頃からは空手を始め、新極真の選手兼指導者としても活動した。「挨拶、礼儀、敬意、日本の文化は世界に誇れる」と話し、「フットメザも相手へのリスペクトが大切」。

 ○…07年に国際交流センターで日本初となるフットメザの大会を主催。参加者は7人だったが確かな手ごたえを感じた。12年にはブラジルでの世界選手権に日本代表として出場。「優勝国のブラジルは100年以上の歴史がある。日本でもいつか文化の一つとなり、多くの選手が世界大会で活躍できれば」と目を輝かせる。その道を切り開くため「2年後、世界大会を川崎で開く」と力強く語った。

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