川崎市議会は17日、市議会広報紙「議会かわさき110号(9月1日発行)」の企画として、市立高校生による議会傍聴などを行った。議会かわさきは、市議会の活動を広く周知するとともに、市議会のイメージアップを目的に発行されており、表紙のページはタレントを起用するなど企画ページになっている。
選挙権年齢を18歳以上に引き下げる改正公職選挙法の施行により、7月10日投開票の参議院議員選挙から18歳以上の人が投票できるとあって、今回は高校生にスポットをあてた企画となった。
参加したのは渡部直樹さん、小谷地颯斗さん(市立川崎高校)、岡本泉さん、佐藤蒼菜さん(市立商業高校)、平坂歩理さん、永澤海斗さん、吉田舞羽さん(市立川崎総合科学高校)の7人。市議会の傍聴や石田康博議長、菅原進副議長への表敬訪問などを行った。生徒からは、「少子高齢化が進むと投票する人は高齢者が多く、高齢者向けの政策が多くなるのでは」といった指摘が飛んだ。石田議長は「若者の投票率が低い。ぜひ政治に関心を持ってほしい」と語りかけた。
また、議会局の職員からは、広報紙議会かわさきの読み方の説明などを受けた。唯一、来月の参院選で投票権がある7月7日生まれの渡部さんは「学校では選挙に関する講習を受けている。全体からみると1票は小さいが、一人ひとりの投票が大事だと分かった。自分は投票に行くと決めている」と話した。
また、議会を傍聴した岡本さんは「私たちの身近なことを議論していて、すごく面白かった。議員の方々がメモを取ったりして、真剣に取り組んでいる姿が見えた」と感想を話した。
幸区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|