さがみはら中央区 スポーツ
公開日:2023.03.02
SC相模原
戸田監督 出身チームを訪問
ユニフォーム 小学生に贈呈
地元サッカークラブJ3「SC相模原」の戸田和幸監督(45)が2月23日、市立淵野辺東小学校(中央区東淵野辺)を訪れ、同校のグラウンドを拠点に活動する少年サッカーチーム東FCの選手にユニフォームを贈呈した。戸田監督は同校の卒業生で、東FC出身。集まった後輩たちに「一緒に頑張ろう」とエールを送った。
東小・東FC
ユニフォームは、チームが昨年、相模原ギオンスタジアムでの試合の際、来場者に進呈を考えていたが、台風の影響で試合が中止となり、配ることができないでいたもの。クラブはそれらを市内のサッカーチームに贈呈しようと考え、市サッカー協会に申し入れ、承諾を受けた。今季就任した戸田監督が同校の卒業生で、東FCは当時在籍していたチームであることなどから今回、贈呈式の対象に選ばれた。
当日は選手およそ50人とその保護者、関係者らが集まる中、戸田監督が登場すると大きな拍手が起こった。選手らに向かい、チームを運営するスポーツクラブ相模原の西谷義久社長からユニフォームについての説明がありその後、戸田監督があいさつに立った。
「夢見て頑張って」
戸田監督は小学3年生の時、兄の影響でサッカーを始めた。ただ、当時のチームではほとんど試合に勝てず、自身は足が速い方でもなく、市選抜も「ギリギリ」で選ばれるレベルだったそう。中学ではクラブチームに入るが「ずっとBチーム」で、桐蔭学園高校時代も「3年になるまで試合に出ることができなかった」という。それでもサッカーは戸田監督にとって「何よりも大好きなもの」であり、「ワールドカップに出たとか(2002年W杯全4試合フル出場)、ヨーロッパへ行ったとか『スゲエ奴』って思うかも知れないけれど、多分みんなと何も変わらない。ひょっとしたらみんなの方がうまいかもしれない。ただ僕は夢を見た。真面目に夢を見て、夢を叶えるために何をしたらいいか考えた」と、目的を持って練習に励むことの大切さを話した。また「試合を観に行きたいと思われるチームになるように頑張るので、それ以上に大好きなサッカーを頑張ってください。怪我なく楽しくお互いに夢に向かって一緒に頑張りましょう」と呼びかけた。
誇り 応援する
戸田監督からユニフォームを受け取った選手は「かっこよかった。もっとサッカーを頑張ろうと思った」と興奮気味の様子。戸田監督の中学時代の担任教諭で現在、同校の校長を務める岡部尚紀さんは再会を喜び、同校HPで「今日(2月23日)ここにいた子どもたちが、将来、戸田選手のように活躍するかもしれないと思ったら、目頭が熱くなりました」とコメントを出した。戸田監督は現役時代もたびたび同校グラウンドを訪れ、練習に参加することもあったそうで、その様子を見守ってきたチームの平林滋監督は「卒団生なので誇りに思っている。これからも応援していきたい」と述べた。
あさって開幕
SC相模原はあさって3月4日(土)、2023明治安田生命J3リーグ開幕戦を南区下溝の相模原ギオンスタジアムで行う。対戦相手はガイナーレ鳥取。午後2時キックオフ。
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