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公開日:2024.01.01
紀伊國屋
上溝と共に70年 成長続ける老舗酒卸
上溝本町の丁字路に本社とヤードを構える酒類卸売業の紀伊國屋(中央区上溝)は、今年創業70周年を迎える。業界を取り巻く課題が山積みの中で販売エリアは首都圏に拡大し、2022年度には過去最高の売上高を記録。名実ともに県内指折りの卸業者となった。酒類の流通を通して地域と共に歩み、成長を続けてきた同社の創業当時から変わらない信念に迫る。
現在も本社を置く上溝の地において佐藤善久社長の祖父・佐藤米造さんが麹屋として商売を始めたのは1877(明治10)年のこと。1954年(昭和29年)に創業後、昭和40年代に酒類卸業に一本化し、佐藤善久社長の父、隆さんへと承継された。
佐藤社長が3代目としてバトンを受け取ったのは、10年前の2014年。近年、酒販業界の置かれている状況は年々厳しくなっている。健康ブームや少子化、若者の酒離れで販売総量が減り、デフレで単価も安くなっているからだ。佐藤社長はそんな状況の中、取引先の新規開拓に継続的に取り組み、取扱商品を増やすなど事業を拡大。相模原中心だった販売エリアを横浜・川崎へと広げ、東京へも進出した。多様な業態やニーズに応えるため、商品ラインの拡大にも精力的に取り組み、現在は1都6県の約2000店に酒を卸している。
コロナ逆境で過去最高売上
紀伊國屋は、コロナ禍真っ只中の22年、過去最高の売上高を記録した。外食産業が大きな影響を受け、国が飲食店の営業制限を変更するたびに需要が変化して物流は大混乱だった。「私たちの仕事は、メーカーから仕入れた商品をスーパーや酒販店などの小売業に提案・納品すること。どんなときも必要に応じて商品を届ける。その小さな積み重ねが信頼につながります」。必要な時に、必要な商品をきちんと届ける。創業当時から変わらないその信念のもと、社員一丸となって地道な努力を続けた結果が、過去最高の売上高だった。
春には5カ所目の物流センターを開設予定。佐藤社長は「トラック輸送の2024年問題が指摘される中で安定した配送体制を整えるため、物流機能の強化は必須」と先を見据える。時代の潮流を読み、成長を続けて70年。全社の一体感と地道な努力を武器に、紀伊國屋はこれからも歴史にその名を刻んでいく。
SC相模原をスポンサー支援
相模原の「紀伊國屋」といえば、地元サッカークラブ・SC相模原のスポンサーとしてもおなじみ。19年からスポンサーを務め、かつてはSC所属のアマチュア選手を雇用するなど、チームの発展と強化を陰で支えてきた。「当時働いていた選手がチームを離れる時にあいさつにきてくれた。立派なサッカー選手、社会人になったなとうれしかった」と懐かしむ。
昨年は市民1000人を試合に招待する「相模原市民デー」で協賛を務めた。「試合はなかなか観に行けないけれど、地元のチームとしてこれからも応援していきたい」。地元企業として、地域に対する思いをにじませた。
株式会社紀伊國屋
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神奈川県相模原市中央区上溝7-1-1
TEL:042-762-0555
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