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神奈川フィルハーモニー管弦楽団の相模原市音楽鑑賞会に客演したホルン奏者

熊井 優(ゆう)さん

市立若松小学校出身 27歳
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いつかの少年「よい形で恩返しを」

 ○…「やはり、あのときの体験は、大きなきっかけだったかも」。神奈川フィルハーモニー管弦楽団が市内の小学生を招待し、演奏する「相模原市音楽鑑賞会」。約20年前、そこで初めて生のオーケストラの音に触れた少年が、母校の児童を前に同じ舞台へ――そんな映画のような出来事が今月15日、現実に。当時、印象に残ったのは、やはり金管楽器だったそう。

 ○…ホルンを初めて手にしたのは、大野南中学校の吹奏楽部時代。「パートの先輩が優しかったから」。だが、比較的器用だった小学校時代から一変、「2年間ほど高い音が出ず、恥ずかしかった」。そして、「人生で初めて正面から真剣に取り組んだ」という吹奏楽は、それ以降、人生の羅針盤に。音大志望を両親に打ち明け、返された言葉は「いつか言い出すと思っていた」。音大時代は、教職の準備もしていたが、3年時に、オケでの客演を経験し、奏者を志すことに。

 ○…卒業後は、4年ほど、ドイツへの短期滞在や楽団員のオーディションに挑みながら、全国各地で20ほどの楽団の客演を重ねた。ギャランティーが交通費に消えることもある日々に「親のすねをかじりすぎな自分が嫌になった」ことも。大変なのは「演奏技術より生活のペース」。特に、ホルンは「チームワークが命」だそう。つまり、コミュニケーションの場である飲み会が不可欠。「どんなに夜遅くまで飲んでも翌日の本番はビシッと決める」先輩に圧倒されていたようだ。「今は、少しはスタミナがついたかな」。

 ○…昨年秋より、兵庫芸術文化センター管弦楽団の団員に。関西を拠点にしつつ、首都圏での客演の傍ら、ほぼ月1回は帰相。その度に、母校・東海大相模高の吹奏楽部へ顔を出す。「もらったものをより良い形で返したい」。今回の客演で印象に残ったのは、「興味津々だった子どもたちの目」。その中には、きっと”かつての自分”もいたのでは。
 

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