神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

(一社)日本バーテンダー協会から2014年度ベストバーテンダー表彰を受けた 伊吹(いぶき)雅浩(まさひろ)さん 相模大野在住 50歳

公開:2014年7月3日

  • LINE
  • hatena

自然体で「当たり前」に

 ○…1998年の2月、店舗物件を探すため初めて相模大野駅に降りた。ふらっと入った不動産屋で最初に紹介された物件が、その年の4月には自分の城となっていた。「探した唯一の物件。出会っちゃった」。淡々と振り返る。こうして生まれたBAR「オードヴィー」は、今年で満16年を迎えた。日本バーテンダー協会から協会活動への寄与を認められ、このほど「ベストバーテンダー」の表彰を受けた。

 〇…25歳の時、今も銀座で活躍する名バーテンダーのカクテルを飲み「鳥肌が立った」。「どうすればこういうカクテルが作れるのか」。腕が上がらなくなるまで、指の皮がむけるまで技術を磨いた。時代と共にカクテルも変化し、従来のレシピに新しい解釈を加えたものも登場している。だが、『スタンダード』と呼ばれる定番カクテルへの思いは強い。

 〇…埼玉県大宮市(現・さいたま市)の生まれ。高校卒業後、喫茶店・バー経営の専門学校で学び、実習生となり、後に同校の職員に。その後、知人のつてで、県内の金属加工機械メーカーの飲食設備のバー部門責任者となる。社員レストランなどの運営に携わった後、独立した。「当たり前のことを当たり前にやれば、どの場所でも通用する」という信条。それは「ごく自然に、お客様に喜ばれるための準備を重ねていくこと。1杯のジントニックをおいしく作る努力を怠らないこと」ということだ。

 〇…家族は夫人と中学、小学生の娘。生活時間にすれ違いはあるが、休みの日などは家族と過ごすひと時をできるだけ持つようにしている。「子どもが小さい頃は相模原公園など、よく遊びに行きました」。思い出話に、ふと父親の顔に戻る。店のブログを頻繁に更新する「筆まめ」な一面も。その日仕入れた酒や手製の酒肴など、写真とともにさらりと紹介する。これからも顧客に「明日の糧となる1杯」を提供するため、「当たり前」を続けていく。

さがみはら南区版の人物風土記最新6

高柳 和富さん

自宅で「レコードを聴いて音楽を楽しもう」を開催する

高柳 和富さん

相模台在住 65歳

4月18日

黒沢 愼五さん

さがみはら介護支援専門員の会の代表を務める

黒沢 愼五さん

相模原市勤務 43歳

4月11日

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

若手落語家として活躍する

古今亭 佑輔さん(本名:高橋 友里恵)

相模原市在住 30歳

4月4日

小池 優華さん

第77回全日本学生音楽コンクール全国大会フルート部門で第1位に輝いた

小池 優華さん

南区在住 16歳

3月28日

中本 茂美さん

ソレイユさがみで「お父さんのための読み聞かせ講座」の講師を務める

中本 茂美さん

松が枝町在住 72歳

3月21日

伊藤 恵子さん

「Feel度Walk」と「知図」を子育てイベントや市との協働事業などで実践する

伊藤 恵子さん

中央区在住 38歳

3月14日

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook