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麻高出身お笑い芸人 「地元に笑いを届けたい」 相模大野で無料ライブ

文化

公開:2019年2月21日

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「みんなのおさむ」こと山下修さん(左)と「だれかのやす」こと川口泰央さん(右)によるお笑いコンビ『昨日のカレーを温めて』 =14日 相模大野駅
「みんなのおさむ」こと山下修さん(左)と「だれかのやす」こと川口泰央さん(右)によるお笑いコンビ『昨日のカレーを温めて』 =14日 相模大野駅

 県立麻溝台高校で同級生だった山下修さん(31)(芸名・みんなのおさむ)と川口泰央さん(30)(芸名・だれかのやす)によるお笑いコンビ「昨日のカレーを温めて」が、4月2日(火)に相模女子大学グリーンホール(相模大野)の大ホールで「大感謝!小田急沿線盛り上げライブ」を主催する。2人にとって過去最大規模の会場となるが、「活動の集大成として、相模原市のみなさんにライブの楽しさを実感してもらえれば」と意気込んでいる。

 2人の出会いは高校のハンドボール部。お互いの第一印象は「面白い奴に出会ったな」(川口さん)、「とにかく黒い奴がいるな(笑)」(山下さん)だったという。2人とも人を笑わせるのが大好き。仲良くなるのに時間はかからず、体育祭では全校生徒の前に海パン1枚で登場し、ラジオ体操をしたこともある。しかし、高校時代は2人でお笑い活動をすることもなく、別々の大学に進学した。

 周囲が就職活動を本格化していく3年時、久しぶりに2人で昼食をとった。そこで山下さんが、「大学を辞めてお笑い芸人になろうと思っている」と独白。すると川口さんも「実は俺も(芸人を)やろうと思っていた」と返したことで、「じゃあ一緒にやるか」とトントン拍子に話が進んでいった。

 その後は両親を説得して大学を中退。芸人の養成所への入学と学費の返済のため、必死にアルバイトに精を出した。その時の心境を「なかなか結果が出せない状況から、自分が少しでも得意な分野、お笑いで勝負してみたくなった」と山下さんは振り返る。

笑いと青春

 養成所では、発声練習、ダンス、ネタの書き方などを学んだ。周囲は志を同じくする若者ばかり。感想を言い合ったり、弱音を聞いてもらったりと「その頃が一番、青春していました」と2人は笑う。

 一度聞いたら忘れられないコンビ名も、養成所時代に山下さんがつけた。「当初はボケのつもりで言ったのですが、相方が予想以上に気に入ってくれて。それならこれで行こうかと」。日常の中の小さな幸せ―、そんな思いも込められた名前のコンビは、よくある風景を切り取ったコントで、次第に笑いと共感を得るようになっていった。

小田急線沿線芸人

 約2年前、「お笑いに興味のない人に知ってもらうため、こちらから会いに行こう」と、小田急線全駅をめぐる「駅頭ゲリラライブ」を企画。新宿をスタートし、昨年8月には箱根湯本までを制覇した。各駅周辺で必ずカレーを食するおまけつき。現在は江ノ島線に挑戦中だ。当初は毎週日曜日に行ってきたが、この活動を通じて仕事も増加。「毎週の実施が難しくなった」と嬉しい悲鳴を上げている。下北沢での単独ライブも、満員になることが増えた。それでも「お笑い一本では食べていけず、アルバイトは継続中です」と2人で苦笑する。

 現在、FMさがみで毎週月曜深夜0時から「裏月It ON!」に出演中。相模原駅周辺のラーメン店は「ほとんど食べ歩いた」と豪語するほど、生まれ育った地元に対する思いは強い。

 4月2日のライブは午後5時開場、6時開演で入場無料。「にゃんこスター」など、先輩芸人らを含む16組が出演予定。2人は司会を務めながら、最初と最後にコントを披露する。「両親から『その日は休みを取ったぞ』と連絡がありました」と笑う川口さん。「小田急沿線で知り合った人たちに、ここまで頑張ったという報告も兼ねている。無料なので、中高生もたくさん来てほしい」と山下さん。入場整理券の申請は、名前・来場人数を明記の上、【メール】gh_0402@yahoo.co.jpへ申し込みを。

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