卓球を始めてわずか1年ながら、「全農杯2019全日本卓球選手権大会」の県予選会に初めて出場した新磯小学校4年の望月優愛さん(9歳)が4位に入賞し、県代表として全国大会への出場を決めた。
5月4日に川崎市多摩スポーツセンターで開催された県予選会。小学生は「バンビ(1・2年)」「カブ(3・4年)」「ホープス(5・6年)」のカテゴリー別に競技が実施された。望月さんが出場したカブの部には、県内各地から12人が参戦。4人ずつ3ブロックに分かれて予選会が行われた。予選ブロックの初戦は勝利したものの、2戦目は強豪相手に敗戦。しかし気持ちを立て直し、3戦目は勝利をおさめ、各ブロック2位同士による順位決定戦に進んだ。
カブの部で県から全国に出場できるのは上位4人。1位ブロックの3人はその時点で全国出場が決定するため、2位ブロックは残る1つのイスをかけた熾烈な争いとなった。望月さんの1戦目は相手にペースを握られ、セットカウント0―2と劣勢に。そこから持ち前の粘りで追い上げ3―2で逆転勝ち。続く2戦目も「どうやって勝ったか覚えていない」というほど夢中でラケットを振り続け3―2で競り勝った。
昨年4月から座間市の「龍門卓球場」に通い、本格的に競技を始めた望月さん。それまでは水泳を習っていたが、公民館で友人らと一緒に卓球で遊んでいるうち、その魅力にはまったという。
ラケットの持ち方を教わってからわずか1年での快挙に、同卓球場の三田村宗明代表も「教えたことがすぐできるなど能力は高い。これから先、面白い選手になりそう」と期待を寄せる。望月さんは「全国では必ず1勝したい。将来は世界に出て活躍できる選手になりたい」と意気込んでいる。
全国大会は7月26日(金)から28日(日)まで兵庫県内で開催される。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|