相模原市は新型コロナウイルスに対するワクチン接種事業や予防対策事業、生活困窮者への支援などに要する経費として、総額21億9300万円の2021年度6月補正予算案を市議会に提出し、先月25日まで開かれた6月定例会議で可決された。
高齢者接種7月末完了へ
今回の補正の核は新型コロナワクチン接種事業で、約8億9518万円を計上。
希望する高齢者へのワクチン接種を7月末までに完了させるため、集団接種会場の増設や看護師の確保、接種日の日数を増やすためなどの費用にあてる。
個別接種を行う医療機関に対しては時間外、休診日の接種を実施してもらうための協力金が含まれている。
生活困窮者への持続支援
低所得の子育て世帯(ひとり親世帯を除く)への臨時特別給付金事業には、約6億1843万円が付けられた。今年4月に実施された低所得のひとり親子育て世帯に支給された特別給付金事業と同様の事業で、2人親の低所得世帯に給付するもの。住民税非課税の世帯などが育てる児童1人に対して、一律5万円が支給される。7月から申請の受付(一部申請不要の対象者もいる)を開始し、8月上旬には支給を始めるとしている。
生活困窮者自立支援事業には2億3400万円が盛り込まれた。新型コロナ感染症の長期化に伴い、収入の減少や失業による生活困窮者が無利子で一定額を借りられる総合支援資金の再貸付が終了するなど、更なる貸付を利用できない世帯に対し「新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金」を支給し、持続した支援を行う。
7月以降に申請受付を開始し(申請期限は8月末まで)、単身世帯6万円、2人世帯8万円などが支給され、低所得子育て世帯生活支援特別給付金などとの併給も可能となる予定だ。
そのほか、相模原高校前交差点の道路拡幅や自転車通行位置の路面標示等の改良事業に約1億7023万円が計上されている。
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