相模原市立相陽中学校(小林知昭校長)の野球部が8月16日(月)にサーティーフォー保土ケ谷球場で開幕する「全日本少年軟式野球大会」に出場する。同部の全国大会出場は、創部以来初めてとなる。
相陽中は市の春季大会を勝ち上がり県大会に出場。9校によるトーナメント戦で、初戦、2回戦をコールド勝ちし、最高のスタートを切った。
続く準決勝の秋葉台中(藤沢)戦は3-2と接戦を制し、大師中(川崎)との決勝も4-6とリードされた6回裏に3点を挙げ、7-6で逆転勝利をおさめた。さらに全国への切符をかけ、6月26日に行われた全日本少年代表決定戦に出場。県内のクラブチーム代表である横須賀スターズと対戦した。2回に幸先よく3点を先制したものの3回に2点を返され1点差に。しかし投手を中心に粘り強くリードを守り切り、そのまま3-2で勝利。県内406校、8クラブチームの頂点に立ち、全国へ初めて駒を進めることとなった。
思いの強さは1番
相陽中は一昨年、県の春季大会で準優勝。あと一歩で全国出場を逃していた。選手、監督も「来年こそは」の想いを胸に練習に励んできたが、昨年はコロナ禍で大会が中止に。リベンジの機会を奪われる形となった。
今年の3年生は、その先輩たちの姿を目の当たりにしてきた世代。しかしながらコロナの影響で、練習も平日は1時間、土日もどちらか3時間のみ。大会はおろか、練習試合もほとんど行えない状況だった。さらに、昨年は3年生の引退試合が9月に組まれたため、新チームに移行したのは秋の教育リーグから。試合経験も練習時間も圧倒的に少ない中でのスタートだった。
同部の内藤博洋監督も「戦力的には一昨年、昨年の代の方が上だった。優勝できたことにびっくりしている」と正直に振り返る。「ただ、今年のチームはとにかく野球が好きな子たちばかり。思いの強さは1番かも」とも。先輩たちの悔しさを胸にそれぞれが努力し、自主練習を積み重ねてきた成果が、初の全国出場という形で結実した。「日本で一番野球が好きな俺たちが、日本一になれることを証明しよう」、それがチームの合言葉だ。
7月16日に行われた抽選会で、初戦の相手は石川県の強豪・星稜中に決まった。「全国優勝を目標にやってきて、自分たちの代で初めての全国優勝を狙うことができる。全力で頑張りたいです」と一力光主将は意気込んでいる。同部の初戦は8月16日午後2時50分プレーボール予定。
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