さがみはら南区 政治
公開日:2022.01.06
ワクワクするまちづくりを
本村市長インタビュー
――これまで市長は熱心にSDGsに取り組んできました。
今年は新しい事業として、豊かな自然を有する本市をフィールドとして、見学や体験などを通じてSDGsについて学べる「さがみはらSDGsスタディーツアー」を企画する予定です。企業研修や学校の課外学習の場となることで、市内外からの誘客も見込めます。SDGsというと何をしたら良いのかと思いがちですが、「誰一人取り残さない持続可能な社会」を実現するという理念や目標を踏まえ、ゴミの分別を含め、実際に行動をしていただくことが大切で、市民の一人ひとりに「行動宣言」をしていただき、特設サイトに掲載することも企画しています。また、SDGsに取組んでいる自治体はたくさんありますので、他市との連携も深めていきたいと思っています。例えば、高尾山の観光客を陣馬山や峰の薬師などに誘導するなど、環境に配慮した新しい登山ルートなどを開拓できればと思っています。
――残り任期1年で特にやりたいことはなんですか。
耳に痛い話でも、現実を市民に伝えることがとても大切だと思っています。大規模事業もできるもの、できないものの取捨選択が必要になってきます。できなかった事業は、なぜできなかったのかを丁寧に市民に説明しなければなりません。市民との対話が最も大切だと思っています。例えば小田急多摩線の延伸の話なども一つの例です。上溝までの延伸を望まれている市民も多いでしょうが、相模原駅までの延伸も厳しいのが現実です。ただ、あきらめるのではなく、相模総合補給廠一部返還地の整備などを進め、小田急線が延伸したくなるようなまちづくりを進めることが大切です。10年先、20年先に評価されるような市政運営をしていきたいと思っています。そのためには、人材育成がとても大切です。若手の職員研修にはなるべく顔を出すようにしています。短い時間ですが、お話させていただき、「どんな相模原をつくっていきたいのか」を聞いています。私が市長としていなくなった後、相模原を引っ張って行くのはそうした若手の職員です。お金と時間をかけてでも約8000人の職員が誇りをもって仕事ができる環境づくりが大切だと思っています。
――市民の皆様へのメッセージをお願いします。
まず、72万人の市民の皆様がワクワクするまちづくりを展開していきたいと思っていますので、市政にご理解とご支援を頂きたいと思っています。新型コロナウイルスに対しては、第6派の対策も重要となります。3回目のワクチン接種や、5歳から11歳の接種、交互接種なども始まりますので、市民の声を反映した形での接種を進めていきます。最後に、常に思っているのは、生まれた家庭環境で教育格差がないようにしていきたいと思っています。中学校での給食の全員喫食への加速、4月からは政令市と神奈川県がタッグを組んだ全国的にも初の試みとなる「夜間中学校」も開始されます。義務教育過程を受けられなかった人や、外国籍の方など広域的に受け入れていきます。子ども・若者未来基金も活用しながら、困っている方にしっかりと手が届くような市政を心がけていきたいと思いますので、今年もよろしくお願いいたします。
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