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公開日:2023.08.03

小学生バレー
北相チェリッシュ全国へ
29年ぶり県代表に

  • チームの決めポーズで笑顔を見せるメンバー

 新磯野のもえぎ台小学校を拠点に活動するバレーボールチーム「北相チェリッシュ」(松嶋富士江監督)が8月7日から東京体育館(東京都)などで開催される「第43回全日本バレーボール小学生大会」に出場する。6月の神奈川県大会で優勝し、29年ぶりに全国の切符をつかんだ。

 北相チェリッシュは1990年に立ち上げられたチーム。市内外の小学4年生から6年生の13人が所属している。

 県大会初戦は練習試合で対戦したことのあるチームとの試合。流れをつかみストレートでセットをとり次戦へ。2試合目は「自分たちを信じれば大丈夫」という松嶋監督の声のもと、気持ちを強く持ったプレーでストレート勝ちで準決勝へ駒を進めた。準決勝では第1セット、なかなか波に乗れなかったというが、拾い負けない気持ちで粘り強くセットを奪い、決勝戦へ勝ち上がった。

 決勝戦の相手は頻繁に練習試合を組み、両者勝ちを譲らず切磋琢磨してきた矢作スカイブルー。第1セットは両エースの打ち合いでスタートし、前半は北相チェリッシュからの強力なサーブでリードを広げた。矢作スカイブルーがタイムアウトを取り挽回を図ったが、リードを許さず21対13でセットを取る。第2セットは両チームともブロックで点を重ねたが、相手のサービスエースでリードを許し、北相チェリッシュはたまらずタイムアウト。巻き返しを図るも5点を追いかける展開で2回目のタイムアウトを取った。

 「ストレートできっちり勝とう」という松嶋監督の言葉に思いを乗せ、その後サーブで同点。両エースの打ち合いでデュースへ。最後は25対23でセットを取り優勝を決め、同時に29年ぶりの全国の切符をつかんだ。

 松嶋監督は「最後、みんな崩れずに我慢してくれた」と振り返る。

目標はベスト8

 今年のチームの特徴を「真面目で素直」と松嶋監督。「言ったことを一生懸命やってくれる。練習の積み重ねが結びついたと思う」と笑顔で話す。「全国大会は競ったときの踏ん張りや、見えないところの頑張りで決まり、勝敗は紙一重。ベスト8以上のトーナメントに出るのが目標」と抱負を語った。

 キャプテンの加藤紗奈さん(谷口台小6年)は、県大会を振り返り「練習してきたブロックフォローやサーブカットがしっかりできたことが、優勝につながったと思う」といい、全国に向け「しっかり基本を積み重ねてベスト8に入って、大会最終日に残れるように頑張りたい」と意気込んだ。全国大会は8月7日(月)から、東京体育館をメイン会場に開催される。

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