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公開日:2023.08.31

上磯部やよい会
祭礼支え50年
八幡宮を芝居で盛り上げ

  • 週2回、自治会館などに集まり稽古をする会員たち。「国定忠治」を披露する。

  • 神楽殿で行う稽古

 上磯部八幡宮の祭礼の演芸を担うため地域住民で結成された「やよい会」が今年50年目を迎えた。結成以来、股旅舞踊を祭礼で披露していた同会が6年前から新たに芝居を開始。9月5日に行われる祭礼で披露する。

 同八幡宮の祭礼ではカラオケや囃子連の太鼓、舞踊と同会による芝居が行われる。出店もあり、「境内が歩けないほど」の人で賑わうという。

 やよい会の結成は1974年3月。同会によると一時期中止していた祭りを復活させる目的で上磯部在住の有志で結成されたという。同会9代目の会長を務める金子俊男さん(72)は「この会は股旅舞踊から始まった。結成以来、祭礼では踊りを披露して盛り上げている」と話す。

 そうした経緯の中、同会が芝居を始めたのは2017年から。金子会長の呼びかけがきっかけだという。金子会長は「もともと芝居をやりたいという声があった。それならみんなでやってみようかと」と振り返る。

 現在の会員数は13人。40代から70代まで所属している。所作や演技の指導は趣味で劇団に所属していた金子会長が担当した。「始めは子どもの学芸会のようだったけど、慣れてきて恰好がついてきたね」と笑顔で話す。

 ジャンルは人情時代劇。衣装や鬘、小道具を用意し、音響や照明も会員で担当している。5月下旬から約3カ月間、稽古を重ねる。会員の1人、川崎勝重さんは「セリフを覚えられるのかと思ったけど稽古をすれば徐々に入って来る。家族も見に来て『よかったよ』と言ってくれる」と手応えを話す。

 金子会長は「皆さんに楽しんでもらえれば。ぜひ見に来て」と呼びかける。祭礼は午後6時から。同会の芝居は6時30分ごろから始まる。

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