相模原南交通安全協会は、活動財源の確保が困難などの理由で6月末に閉鎖を予定していた窓口業務を継続していくことを決めた。収入証紙の取り扱い終了後も写真撮影などで来所する人が「想定外」に多く、これらの収入や補助金を活用し運営していくという。
同協会の活動の主な収入源は会員の会費。これまで、運転免許証更新時に必要となる収入証紙の販売を窓口で担い、購入者に対面で協会への勧誘を行ってきた。だが、今年3月から県内警察署で導入されたキャッシュレス決済により、収入証紙の取り扱いを同月末で終了。同協会は勧誘機会が失われ、会費収入が見込めなくなると窓口業務の閉鎖を決定していた。
同協会事務局によると収入証紙の取り扱いを終了した4月1日以降、予想に反して来所者数が落ち込まなかった。担当者は「免許更新に必要な写真撮影で訪れる人が多く4月と5月で約100人の依頼があった」と話す。また免許返納の相談や同協会の活動支援として入会を申し出る人もいたという。担当者は「頼りにされているなら、出来る限り続けて行こうと決断した」と語る。
今後は写真撮影費用や対面での入会勧誘に加え、神奈川県交通安全協会、相模原市の補助金などを活用しながら業務を継続していくという。
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