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さがみはら南区 文化

公開日:2025.10.23

産学連携
佐野川茶、カクテルで若者に
サガミックスで試飲会

  • 好評だった試飲会

 相模原市内で栽培されている「佐野川茶」を広めようと、相模女子大学専門職大学院社会起業研究科の有志4人が佐野川茶を使ったノンアルコールカクテルを考案し10月13日、相模大野のsagamixで試飲会を行った。

 佐野川茶とは佐野川地区(緑区)で生産されている茶葉。生産者の高齢化や後継者不足などにより、同地区の生産者は3軒のみとなる中、「茶畑の景観を守り後世に残そう」と生産者たちが2018年に「復活」させた。

急須で飲む習慣ない人に

 同科の学生は、授業の一環で佐野川茶の生産農家の一人である宮本透さんに出会い、後継者不足の現状を知った。授業終了後も有志の学生4人が「佐野川茶普及プロジェクト」を立ち上げ、プロモーション支援を開始。「若い人に佐野川茶を楽しんでもらいたい」と、モヒートミントシロップや炭酸水を加えた「茶くてるwithモヒート」を考案した。

 当日の試飲会では、煎茶やシロップも同時に売れたという。宮本さんも「うっすら渋みもあり、甘みと調和しさっぱりとして飲みやすい」と太鼓判を押す。メンバーの鍋倉薫さんは「急須で煎茶を飲む習慣がない人にも飲みやすいことがテーマ。特に30代から50代の男性の方に好評だった」と手応えを話す。小俣博司さんは「市内でお茶が栽培されていることも知られていない。佐野川茶に少しでも意識を向けてもらえれば」と語った。

 茶くてるwithモヒートは11月2日(日)、3日(祝)に行われる同大学の学園祭で販売される。

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