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さがみはら南区 文化

公開日:2025.11.13

江戸庶民の学びに触れる
相模女子大と大野南公民館

  • 熱心に聞く参加者

  • 展示された所蔵品

 学校法人相模女子大学と大野南公民館による文化講演会「江戸の戯作と『学び』―『べらぼう』な世界を支えたもの」が10月18日、相模女子大学で行われた。

 講演会では、相模女子大学名誉教授で学校法人理事長である風間誠史さんが登壇し、NHK大河ドラマで注目される「江戸戯作」をテーマに講演。江戸の出版文化の特色と展開を解説した。さらに、同大学が所蔵する蔦屋重三郎が出版した黄表紙や洒落本などの貴重な古典籍の実物が展示された。

 参加した80代の女性は「すごく学びになった。大河ドラマの作中の本がどのような本なのかが分かり、今後もドラマを見るのが楽しみになった」と感想を語った。同館の島田欣一館長は「この地域は学ぶ意欲のある方が多い。公民館がその意欲を引き出す役割として、今後も連携していければ」と期待した。

 風間さんは「当時は入学試験も卒業証書もなく、学びたければ学ぶスタイルだった。そんな江戸庶民の学ぶ意欲に触れることは今、とても大切なこと。本学も地域と交流しながら学びをサポートする場を地域に展開していきたい」と語った。

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