相模原北警察署(山本義明署長)は2月5日、還付金詐欺を未然に防いだとして、マックスバリュ相模原東橋本店の中川誉副店長、従業員の山崎綾さんに感謝状を贈呈した。
同店に70代の女性が来店したのは1月29日のことだった。携帯電話で話しながらATMを操作しようとしていたところを川崎さんが不審に思い、声掛け。社会保険事務所から医療費の還付金を求められていたという。川崎さんが中川誉副店長に報告し、警察に連絡。未然に被害を防ぐことができた。
川崎さんは「お客様が焦らされているようでおかしいと思った」とその時を振り返る。中川副店長は「ATMで電話をしながら操作している人がいたら報告するように店舗で再確認し、今後も警戒していきたい」と話した。山本署長は「未然に被害を防ぐことができてありがたい」と感謝の言葉を贈った。
還付金詐欺が増加
同署の昨年の振り込め詐欺被害件数は15件と1昨年に比べ4件増加。今年に入って、すでに2件240万の被害が発生している。その2件は共に還付金詐欺によるもので、振り込め詐欺の中でも還付金詐欺、架空請求による被害が年々増えているという。「最近は無人のスーパーのATMを指定する被害が増えている。還付金などを求める電話は疑って直接確認してほしい」と同署では注意を呼び掛けている。