川崎グリーンライズ相模原の主将を務め、「日本中学生アメリカンフットボール選手権」で日本一に輝いた 牧野 鉄平さん 弥栄中3年 15歳
高校日本一へ 飛躍期す
○…ノジマ相模原ライズのジュニアクラブと川崎のクラブとの合同チームで主将を務め、選手権を制し初の日本一の座をつかんだ。「(試合が)終わった時はホッとした」と振り返り、スタンドの大歓声で勝利を実感。チームメイトと泣いて喜びを分かち合った。主将には推される形で就き、チームの先頭に立つ不安を抱えながらも、持ち前の明るさでまとめ上げた。勝利後に流した涙は重圧からの解放を示すものでもあった。
○…アメフトに夢中になったのは、小学校1年時に参加したライズのフラッグフットボール(アメフトを簡略化した競技)体験会がきっかけ。「全員の力が発揮できたときに結果に結びつく」といったチームスポーツとしての色濃い部分に惹かれた。ライズのジュニアクラブには6年間在籍。中学進学時に別の選択肢も探ったが、6年時に関東大会の決勝で敗れたことが心残りとなり、「中学でてっぺんを取りたい」と継続を決心。柔道部に所属しながら、コーチから評される「我慢強さ」でチームを力強くけん引してきた。
○…家族も皆アメフト好き。妹はライズのチアに所属し、父とは試合を観ながらプレーについて話し合う。好きなアーティストはmiwaやWANIMA。試合前に曲を聴きテンションを上げる。得意教科は英語。英語教師の母の影響で、時々母と英会話を楽しむことも。将来は英語を生かす職業を考えており、教師も数ある夢の中の一つに挙げる。
○…高校に進学してもアメフトは続ける考え。次なる目標は「クリスマスボウル」。高校日本一を決める一戦で勝つことだ。高校ではケガの無いよう柔軟性をさらに磨くのはもちろん、勉強もおろそかにせず文武両道を貫く。そして、いずれはライズに入団し日本一になるのが一番の目標だ。「3年間支えてくれた両親、コーチに感謝して、高校でも自分らしく頑張りたい」。「我慢強さ」と向上心で、さらなる夢を追いかける。
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