神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

神輿を見物、作業に実感 装束を作った障害者12人

文化

公開:2018年9月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
利用者たち(前列)と担ぎ手ら=8月27日、城山自治会館
利用者たち(前列)と担ぎ手ら=8月27日、城山自治会館

 川尻八幡宮の例祭「城山夏まつり」が8月27日・28日に行われた。27日には、神輿の装束を作った知的障害のある人たちが、その担ぎの様子などを初めて見物した。

 毎年、このまつりでは勇壮な神輿が地域内を渡御(とぎょ)する。その担ぎ手の一端を担う「神輿まとい親睦会」が着る晒(さらし)でできた白い装束は、担ぎの激しさからすぐに傷んでしまう。毎年地域の人が協力して作るが新調することも多く、近年は高齢化の影響で作り手が不足している状況があった。

 そこで同会は市を通じ、知的障害のある人が日中に活動する市内の施設に製作の一部を依頼。生活介護事業所「きらら分場」(南区)でも昨年から、利用者が装束を縫製して提供していた。そして今回、自分たちが作った装束を着て神輿を担ぐ姿をひと目見ようと、同所利用者12人と職員が、御旅所(おたびしょ)の一つとなっている城山自治会館を訪れた。

 左右に振られる勇壮な神輿や厳かな神事を目の前にして、利用者らは自分たちの作った装束を身にまとった担ぎ手が躍動する様子に見入っていた。

 同所で縫製グループの支援員を務める前田恵子さんは「どんな人にどんなお祭りでどう使われるのか、実際に見て、自分たちが作ったものなのだと実感してもらえたと思う」と話していた。

神輿を見物する利用者
神輿を見物する利用者

さがみはら緑区版のローカルニュース最新6

上九沢で「談地まつり」

上九沢で「談地まつり」

500人の来場でにぎわう

4月20日

二本松商店街が寄付

二本松商店街が寄付

能登半島へ義援金

4月19日

相模原を唐辛子のまちに

相模原を唐辛子のまちに

激辛ブームを裏で支える 竹内僚さん

4月18日

五月人形がずらり

五月人形がずらり

田名民家資料館で展示

4月18日

野菜苗・花苗を育ててみよう

野菜栽培を体験

あっとほーむデスク

  • 8月19日0:00更新 文化

  • 1月11日0:00更新

  • 9月21日0:00更新

さがみはら緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook