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はやぶさ2 カプセル地球帰還に成功 市内でPV 祝福に沸く  

社会

掲載号:2020年12月17日号

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(上)カプセル分離での軌道修正の成功を確認し、喜ぶプロジェクトメンバー。肘タッチをする右側が津田マネージャ(右奥には川口淳一郎元初号機プロジェクトマネージャ)@JAXA(下)カプセルの着地が確認され、拍手を送るPV参加者=6日午前3時29分、淵野辺駅北口
(上)カプセル分離での軌道修正の成功を確認し、喜ぶプロジェクトメンバー。肘タッチをする右側が津田マネージャ(右奥には川口淳一郎元初号機プロジェクトマネージャ)@JAXA(下)カプセルの着地が確認され、拍手を送るPV参加者=6日午前3時29分、淵野辺駅北口

偉業に「勇気もらった」

 小惑星探査機はやぶさ2が5日から6日未明にかけ、カプセルの分離と大気圏再突入に成功した。この歴史的瞬間を見届けようと、市内ではPV(パブリックビューイング)に多くの観客が詰めかけ、世界の宇宙科学史にその名を刻む偉業達成を大きな拍手とともに祝福した。回収されたカプセルは早ければ8日前後にJAXA宇宙科学研究所(宇宙研)にわたり、採取した試料の分析が進められる見通しだ。

 カプセルは当初の計画通り、5日午後2時35分にはやぶさ2本体から切り離され、それぞれ別々の進路を取った。無事にカプセルが分離されたことが確認されると、宇宙研にある管制室では津田雄一はやぶさ2プロジェクトマネージャをはじめ、プロジェクトのスタッフが拍手と肘タッチで喜びを表した。博物館のPVでこの模様を見守った参加者は分離を見届けると、大きな拍手と歓喜に包まれた。

 地球への軌道に乗ったカプセルは日付が変わった6日午前2時29分ごろ、表面が約3000度に達し火球となって本体を輝かせながら大気圏に再突入。約10Kmの高度に差しかかると耐久材から解かれ、パラシュートを開いた状態で落下し、オーストラリアのウーメラ砂漠に着地した。

 淵野辺駅北口のデッキ下にはその模様をPVで応援しようと、深夜にもかかわらず総勢150人が参加。JAXAからの中継映像を見ながら「大気圏の通過が確認されました」との実況が発せられると、拍手と歓声が上がった。

 南区から訪れた山本小迪さん(10)は「人が乗っていなくてコンピューターで動かしているのに、砂や土をリュウグウで取って地球まで運んで来られてすごい」と驚きの表情を浮かべていた。学生時代に淵野辺の商店街・にこにこ星ふちのべ商店会の催しに関わっていたという星野和さん(都内在住)は、「はやぶさ2のおかげでまた淵野辺に来られた。笑顔で集えて、素敵な時間をくれた」としみじみと話した。PVを主催し、6年前にも同じデッキ下からはやぶさ2の打ち上げを見守った同商店街の会長・萩生田康治さんは当時に思いを馳せ、「困難な中でも、続けていれば大きな成果が出せるのだと勇気づけてくれた」と胸中を語った。

 カプセルは現地に派遣された回収班によって6日、無事に回収されたとJAXAが発表した。津田プロジェクトマネージャはカプセル分離の成功から「完璧だ」と繰り返しメンバーを激励。大気圏再突入の成功の際には「本当に良かった。美しい突入に感動した」と興奮を隠さなかった。相模原市出身で、市内在住でもある津田さんはこれまで本紙の取材に対し、地元の大きな応援に感謝の言葉で応え、市民に向けたサンプルの公開にも積極姿勢を示している。

 はやぶさ2は2014年12月に打ち上げ。18年に到着した「リュウグウ」では着陸困難な状況を乗り越え、2度のタッチダウンに成功。サンプル採取など一連の探査を終え、今秋には地球帰還に移行していた。

 生命起源の解明という未踏の事業に果敢に挑んだはやぶさ2。初号機を経て思いを託された後継機は、苦難の末につかんだサンプルを手土産に、相模原を、日本中を元気にして、次なる任務の星へと旅立っていった。
 

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