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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その4「黄色靭帯骨化症」について
みなさんこんにちは。今回は『黄色靭帯骨化症』についてお話します。これは背骨の中でも背中、特に第3〜第5胸椎、第10〜第12胸椎に多いです。
原因は不明なところが多いですが、遺伝、骨芽細胞の異常、炎症、また、姿勢の悪化(前かがみ姿勢等)や、胸腰椎移行部と呼ばれる背骨の回旋が集中しやすい部分の黄色靭帯への負担の増大が考えられています。
診断はレントゲン、CTで骨化した靭帯と、MRIで脊髄の圧迫程度を確認して、この圧迫された脊髄、神経根のレベルに合った神経障害が認められた場合が黄色靭帯骨化症です。バランスがとりにくい、脚が突っ張ったように歩きにくい、排尿・排便がしにくくなる、背中、腰の痛みや違和感、下肢のしびれや痛み等が出現します。
年齢が上がるにつれ骨化巣は大きくなり、4mm以上の骨化が神経障害を起こしやすく、60歳以後黄色靭帯骨化症は増えます。CTでは10〜60%に黄色靭帯骨化は確認できますが、これら全てが神経障害を起こすわけではありません。画像診断とより確実な神経障害の診断が治療に不可欠となります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については7月22日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
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