橋本にある日本料理店「小田原屋」で7月13日(火)から23日(金)まで、橋本神明大神宮・八坂神社の例大祭で渡御する神輿写真などを集めた写真展が行われる。
毎年8月1日に近い土・日曜日に行われている同例大祭。橋本地区では昔から伝わる伝統的な祭りの一つに数えられている。写真展の主催者の一人である、小田原屋の女将・松下理絵さん。5代目社長の神田益良さんの妹で、4年前、娘が子ども会に入会したことを機に自治会に携わるようになり、例大祭で大人たちが活気よく本神輿を担ぐ姿に心打たれた。近年は少子化などの影響で、大規模な神輿の渡御姿を街中で目にすることが減っているが、囃子の音色を耳にしたときや神輿を見たときのワクワク感を「橋本の子どもたちにも伝えていきたい」と、一昨年初めて店舗で回顧写真展を行った。
同じ自治会で幼稚園、小学校の同級生でもあり、地元情報誌「めぐり報」を発行する高城昌孝さんもこれに協力。知人などを介して過去の例大祭写真を収集し、A4判やA3判に引き伸ばし、店内の廊下や階段などに40点ほど掲出、好評を博した。
来年開催に「つなぐ」
第2回である今回も、同店内で無料開催。昨年の例大祭は新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止となったが、一番古いもので1964年の神輿や山車の写真から、一昨年の渡御の様子まで50点ほどが展示される。松下さんは、「今年の例大祭はコロナに配慮し神事のみの開催となるが、このような写真展を通して来年につなげていければ。写真だけの観覧大歓迎なので、皆さんお気軽にお越しください」と話している。
観覧は午前11時から午後5時まで(水曜定休)。問合せは同店【電話】042・773・2229