さがみはら緑区 ピックアップ(PR)
公開日:2022.12.22
『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話
その22 頚椎(けいつい)人工椎間板
頚椎(首の骨)に対する手術法の1つに前方固定術があります。主に変形した骨や軟骨(ヘルニア)により首の神経が前方から圧迫され、腕の痛みや痺れ、筋力低下などが生じている症例が適応となります。
頚椎前方から椎間板(骨の間の軟骨)を切除し、同時に神経を圧迫している骨やヘルニアも切除して神経の圧迫を取り除きます。切除した椎間板の代わりに人工骨を移植し、その上下の骨を金属製のインプラントで固定します。
手術成績は良好ですが、将来的に固定した上下の頚椎に負担がかかり、新たな変形や神経障害をおこす可能性があります。隣接障害と呼ばれる合併症です。近年本邦で頚椎用の人工椎間板が導入されました。人工骨の代わりに人工椎間板を移植することで術後も頚椎の動きが残るため、前述した隣接障害発生のリスクを軽減すると言われています。
頚椎の変形やぐらつきの少ない症例でしか使用できないため適応は限定されますが、首の動きを温存可能であり有用な手術法と思われます。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については1月26日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
八王子脊椎外科クリニック
-
東京都八王子市万町173-1
TEL:042-655-5566
ピックアップ
意見広告・議会報告
さがみはら緑区 ピックアップ(PR)の新着記事
コラム
求人特集
- LINE・メール版 タウンニュース読者限定
毎月計30名様に
Amazonギフトカード
プレゼント! -

あなたの街の話題のニュースや
お得な情報などを、LINEやメールで
無料でお届けします。
通知で見逃しも防げて便利です!












