さがみはら緑区 人物風土記
公開日:2023.02.16
サッカーJ3 SC相模原を運営するスポーツクラブ相模原の代表取締役社長に就任した
西谷(にしや) 義久さん
中央区在勤 36歳
地域を元気に 役割果たす
○…IT大手ディー・エヌ・エーの連結子会社となり、体制は大きく変わった。地元出身の元日本代表、戸田和幸氏を監督に招き、27選手のうち21人が新加入。発足15年目にしてまさに生まれ変わった組織の指揮をとる。185cmのがっしりとした体格は選手のよう。チームに携わるようになり3年目。「誰かがリードしなければ。たまたま自分がそのポジションを担っているだけ」
○…札幌市の出身。大学まで北国で過ごした。小学校3年の頃からサッカーを始め、中学時代は全国大会出場の経験も。北海学園大学時代は社会人サッカーチームに所属した。上京し就職したディー・エヌ・エーでイーコマースのプロモーションなどを担当。会社がスポーツビジネスに参入してからはプロ野球、陸上、バスケチームとその全てに関わり、事業の発展に貢献した。
○…休日は家族とのんびり過ごす。天真爛漫という長女(4歳)や愛犬との時間がタフな日常の息抜きに。好物は「辛さより胡麻がしっかり利いた」坦々麺。趣味はそれまでサッカーと答えていたが、「仕事にしているのでもうそう言えない。趣味を奪われてしまいました」と笑う。子育てを終えたら妻とゆっくり旅行を楽しみたいとも。
○…大学生のときのチームは地域経済の不況から規模を縮小していった。そんな残念な状況を見て自分なりに正しい運営の仕方をイメージするように。「地域を元気づけ、磁力となって人と人をつなげる」。現在の立場で考えるプロスポーツチームの役割はすでにこの時、思い描いていた。「ライブエンターテインメントにおいて地域のソフトインフラとして機能すべき事業体。その規模を安定的に伸ばしていく」。穏やかな口調にも強い自信がうかがえた。
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