住民の協力で地域力高めたい
▽リニア中央新幹線の「(仮称)神奈川県駅」の新設でまちが大きく変わり始めている橋本駅周辺。特に南口の再開発には大きな注目が集まっている。「すでに相原高校と協同病院が移転して、大規模なマンションも増えてきている。これから駅前の開発がどうなっていくのか期待は大きいね」と話す。
▽「橋本と言えば」と、まず挙げるのは市の夏の三大祭りにもなっている七夕まつり。歴史もあり地域にはおなじみのイベントとなっている。「今は北口が中心だけど、これこそリニアが開通したら南口側をどうするのかは今後の課題になるんじゃないかな。地域全体が盛り上がるといいね」と笑顔を見せる。宮上・橋本・相原地区で開催してきたふるさとまつりは、コロナの影響で中止が続いたが、今年は開催の予定。イベントが再開することで、活気が戻ることにも期待する。さらに、「橋本公園で桜の時期に加入促進のキャンペーンもやれたら」と会員増強への構想を膨らませる。
▽大規模マンションの建設が続くが、「自治会への加入はないから、加入率は下がる一方」とため息をつく。しかし、昨年はマンションの防災担当者と情報交換を行うなど交流が始まった。「マンションも住人同士でコミュニティができていれば良いと思う。災害の時など、いざという時に連携は取れる形にしたい。対立ではなく融和していける地域力をつけていきたいね」
※このコーナーでは橋本、大沢、城山、津久井、相模湖、藤野地区の自治連会長に各地区の魅力を伺い紹介しました(了)。