舞を披露する奴会のメンバー
甲州街道小原宿本陣祭が11月３日（金・祝）、小原宿（小原６９８の１）周辺で開催される。27回目となる本陣祭。名物の大名行列が今年も甲州街道を練り歩く。
神奈川県下で唯一残る本陣を地域の活性化につなげ、江戸時代の歴史を後世に伝え残すために開催されている本陣祭。大名行列のほか、江戸の街並みにふさわしい衣装を競う「江戸っぽいコンテスト」、演奏、歌、ダンス、殺陣（たて）、大名行列の役者との写真撮影などさまざまな企画が展開される。
見所は「毛槍」
大名行列の花形となるのが甲州街道小原宿本陣奴会による「奴の舞」。威勢の良い掛け声とともに舞い、行列を盛り上げる。見所は挟み箱と毛槍の受け渡し。特に４ｍほどの長さの毛槍を投げ渡すところは必見。同会の小林孝幸会長も「ぜひ見てほしい」と話す。
同会は祭ごとに集まっていたメンバーが地域を盛り上げようと２０１９年に結成。20〜60代の男女26人で組織される。「小原の奴の舞を後世に伝える」「地域の活動に参加して地域活性化に努める」といった思いで活動している。今年は若葉まつりなどのイベント出演、近隣中学校への出前授業なども行う。現在会では本番に向け練習に励んでいる。小林代表は「自分たちが楽しみ、一生懸命ひたむきに頑張っている姿が見ている人に伝わり、興味を持ってもらえたらうれしい。ぜひ祭りを楽しんでもらえたら」と話す。
イベントの最新情報は本陣祭のホームページ（https://obarahonjin.com/）で公開中。問い合わせは実行委員会【電話】０７０・３８６２・３３８６。
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