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さがみはら緑区 社会

公開日:2023.11.16

相模原栄養地域連携の会
「食支援」テーマに情報共有
病院・歯科での事例を紹介

  • 歯科川崎医院による発表に耳を傾ける参加者ら

 相模原協同病院(橋本台/渋谷明隆病院長)で10月24日、「相模原栄養地域連携の会」による、医療従事者などを対象とした講演が開催された。19回目となる今回は「食支援」をテーマとし、同病院耳鼻咽喉科の医師と歯科川崎医院(川崎正仁理事長)の歯科衛生士・管理栄養士が登壇した。

 同会は栄養管理についての基本的な技術や栄養療法についての共通認識を持つこと、情報の共有化を目指しており、市内の多数の病院が協力して活動している。

 同病院耳鼻咽喉科の中川都医師は「栄養の入り口―多職種で活かす〜口と嚥下〜」と題し、嚥下機能検査と症例についての報告を行った。嚥下の様子がわかる映像を提示しながら検査の利点や欠点を説明し、参加者からの質問にも答えていた。

 後半は歯科川崎医院が地域での栄養管理に関する取り組みを紹介した。歯科衛生士の中田葵さんは、患者が安心して生活を送るためには、かかりつけ医や急性期病院、自宅、介護施設などの間での適切な情報共有が不可欠であると話した。管理栄養士の福岡あゆみさんは、歯科診療所での管理栄養士による栄養指導について説明し、未病やフレイル(虚弱状態)改善のため、患者の食環境を整えることの必要性を訴えた。

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