さがみはら緑区 社会
公開日:2024.01.25
物資届けに避難所へ
津久井の各団体青年部ら
津久井商工会青年部(菊地原共幸部長)および相模原法人会青年部会(井上康誠部会長)、津久井青年会議所(川原諒介理事長)の3団体が協力して1月8日、石川県珠洲市立正院小学校避難所へ支援物資を届けた。
きっかけは3日、緊急用トイレを開発、製造販売しているネットフィールド(根小屋/網野通社長)にかかってきた1本の電話だった。「トイレを珠洲市に届けてほしい」
恩返しの想い
2019年の台風19号で甚大な被害を被った際、全国各地からたくさんの支援を受けた経験のある津久井地区。網野さんの話を聞いた津久井商工会青年部のメンバーが「恩返しをしたい」と立ち上がり、地域に呼び掛けた。津久井青年会議所や相模原法人会青年部会もそれに賛同。被災地から不足している品を聞き取り、物資を募った。簡易トイレのほか、オムツや生理用品、ポリタンク、燃料など、4tトラックに詰め込めないほどの品が集まった。
それらを積み込み7日の昼に出発。四輪駆動の普通車でトラックを先導しながら約16時間かけて現地に到着した。許可は得ていたが「避難所に近づくにつれ道路状況が悪かったが、何とか着くことができた」と網野さんは振り返る。1時間ほどで荷物を降ろし、すぐ帰路についたという。
今後は各団体ごとに義援金活動を実施予定。網野さんは「次は復興ボランティアを兼ねて、能登町や志賀町に物資を届けに行けたら」と語った。
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