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さがみはら緑区 文化

公開日:2024.02.22

区内パン店
相模原の新たな名産に
地域の花酵母とおからを使用 「津久井パン」

  • 津久井パンを手にする井上さん

  • 相模原北公園のアジサイの花酵母を使ったパン(手前が津久井パン)

 相模原の名産に―。そんな思いの詰まったパンの販売が区内で始まった。青山でパンを製造、販売する「プラントンタン」(青山410/【携帯電話】080・7215・8781)の「津久井パン」は、相模原北公園のアジサイ、津久井在来大豆のおからで作った相模原生まれのパン。「ぜひ多くの方に食べてみてほしい」と製造する井上絵美さんは話す。

パン作りのきっかけは2年ほど前。カフェと就労支援施設の開業を目指す中で、「この地域にふさわしいパン」を提供したいと始まった。

 スタッフの知人に、花の酵母を使ったパンの研究者がおり、アドバイスを受けながら開発を模索。相模原市の花であるアジサイから酵母を採ることが可能だと分かり、相模原北公園の3種類のアジサイの花酵母を掛け合わせたパンの製造が始まった。さらに、より特徴を出すために、津久井在来大豆のおからを使用し開発を進めていった。

 完成したパンは、「外側はカリッと、内側はモチっと、おからの優しい甘さを感じるパン。歯ごたえがしっかりあるので食べ応えがある」と井上さん。

 同店では、この津久井パン(税込250円)のほかに、国産小麦とアジサイの花酵母を使った4種のパン(塩、くるみ、チーズ、レーズン/税込200〜250円)、食パンなどを取り扱う。

開発に意欲的

 同店では名産作りに意欲的で、現在は津久井在来大豆で作った味噌と花酵母を掛け合わせたクッキーなどを開発中。このクッキーは緑区のイメージキャラクター・ミウルの形にする予定で、井上さんは「相模原の名産やお土産の1つになればうれしい。これからも名産になるような商品を開発していければ」と話す。

 なお、同店の営業は木金土曜の午前11時〜17時(なくなり次第終了)。

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