令和5年度相模原市仕事と家庭両立支援推進企業にこのほど4社が選ばれ、緑区からは株式会社フレックス(熊坂泉代表取締役社長/橋本)が表彰を受けた。
同社はコアタイムがなく始業、終業時間を変更でき、柔軟な働き方が可能なことなどが評価された。熊坂社長は「小さな会社でもできる事はあるし、そんな会社があることを知ってもらえたら。スタッフが受賞を誇らしく思ってくれたらうれしい」と喜ぶ。
同社は2001年に設立。ECサイトでオリジナルパジャマの販売を行う。創業当初は夫婦2人だったため、熊坂社長も子育てをしながら仕事をしていたという。「ママは子どもが熱を出したら休まなきゃいけないし、懇談会には出ないといけない。でも休みを取るのは大変」と保護者の心情を理解する。今は9割以上が女性スタッフということもあり、「会社として子育てを大事にするということに重きを置いて働いてもらっている」と話す。そのため、予定や家庭の状況などに合わせて勤務時間を自分で設定できる。「やらなきゃいけない仕事は責任をもってやる。その分、仕事の集中力が高まるし、時間効率も良い」と効果を実感している。一方で働く社員は「制度があるだけでなく、実際にベテラン社員も利用しているので、若い社員が堂々と休めたり早く帰れる環境がある」と話す。
熊坂社長は「朝、子どもを急かすのではなく、笑顔で見送ってから出勤してほしい。子どもに寂しい思いをさせる事は人間形成に関わる。働く時間を自分で決めることで余裕が生まれ、お母さんがいつもニコニコしている家庭になる。仕事で家庭が犠牲になってはいけない」と力強い。
今後は若い社員の採用を見据えて、これらの制度をより細かく見直していくという。
さがみはら緑区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
水野さんが川柳講座4月25日 |
|
|