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『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その38 「仙腸関節の障害について」
仙腸関節は腰椎の下にある仙椎と骨盤の腸骨を繋ぐ関節で、画像では分からない程度の僅かに撓む様な動きとともに脚から背骨への荷重におけるクッションとしての重要な働きをしています。
中腰や体を捻った不自然な姿勢、繰り返しの腰や股関節への負荷により関節や周囲の靭帯に歪みや炎症を生じ痛みが発生します。腰仙椎の変性疾患や外傷に合併する他、スポーツ障害や出産後の腰痛の原因にもなり老若男女を問わず稀な病気ではありません。
仙腸関節を中心に腰臀部から下肢の痛みや痺れが見られ、鼠蹊部にも放散します。片側のことが多いですが慢性化すると両側の障害も見られます。長時間の立位や椅子に座ること、仰向けや痛い方を下にして横向きに寝ることが痛みのため困難となります。狭窄症や椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛との鑑別が重要ですが、身体所見や関節ブロックによる診断基準が作成されています。安静・鎮痛剤・ブロック・骨盤ベルト・運動療法が無効な場合には仙腸関節固定術も行われます。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については5月23日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
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