(PR)
『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話 その51 頸椎症性神経根症について
頸椎(首の骨)には7つの骨があり、脳から出てきた神経の束(脊髄)が内部を走行しています。各頸椎の間からは左右に1本ずつ神経根と呼ばれる神経の枝が分かれて、腕や手まで繋がっています。脊髄が走行している骨のトンネルの事を脊柱管、神経根が脊髄から枝分かれして出てくる骨の隙間の事を椎間孔と呼びます。
頸椎の重要な役割は、神経という柔らかい組織を骨という硬い組織で覆い、外部からの衝撃を防ぐ事です。そのほかにも頭の荷重を支え、前後屈・回旋といった複雑な動きを可能にするような役割もあります。これらの荷重・可動性といった機能は生活していく上で必要ですが、これらの機能を担う部位は加齢による変形をきたしやすくなります。
頸椎症性神経根症は、変形をきたした椎間孔が神経根を刺激する事で、上肢の疼痛・しびれ・肩甲骨付近の疼痛として発症します。薬物治療などが有効な事が多いですが、難治性の場合は手術を行うことがあります。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については6月26日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
![]() |
|
|
|
車が高く売れる秘密6月5日 |
|
|