ディンプルアート普及協会の会長を務める 岩本 李菜さん 向原在住 38歳
煌めくアートで未来を創る
○…6月にアリオ橋本で初めての作品展&SDGsフェスを開催した。「皆が楽しそうで私もうれしかった。無事に終わりほっとしています」と笑顔。廃材でできた透明絵の具ディンプルアートカラーを使った作品はステンドグラスのようにキラキラと輝く。イベントには3日間で約1000人が訪れ、大成功を収めた。「作品を作ることが地球を守ることにもつながる。もっと多くの人に知ってほしい」。代表として普及に力を注ぐ。
○…町屋出身。和泉短大を卒業後、幼稚園教諭に。学生時代は吹奏楽部に所属し、アートとは無縁だった。結婚前に「何かしたい」と訪れた留学センターで偶然居合わせた人からチョークアートの話を聞き「美しさに惹かれ、英語も話せないのにオーストラリアへ飛び立った」。技術を習得し帰国後、教室を開講。10年ほどが経った頃、生徒から「面白いものを見つけた」とディンプルアートを知る。「輝きや透明感が衝撃的で。こんなに素敵なアートがあるんだと感動した」。即、開発者の元を訪れ、公認インストラクターとなった。
○…休日には家族5人で山や川へ繰り出す。「最近のお気に入りは宮ヶ瀬。犬も一緒にね」と微笑む。子どもが大好きだが、仕事も大好き。「仕事が楽しくて、ほかに趣味はないな。死ぬその日まで働いていたい」
○…昨年、アート体験を通じてSDGsに出会う「ITOCHU SDGs STUDIO DOME」に作品を展示すると広くメディアで扱われ、注目を浴びた。「このアートには子どもたちの心を変える力もある。教育機関にもっと広めたい」。そして「子どもが幸せになるにはママが幸せにならなければいけない。ママが社会的に活躍できる場もつくっていければ」。凛とした表情で語った。