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公開日:2025.07.24
『首や腰の痛み』知って得する脊髄脊椎のお話
その53 間欠性跛行について
歩行すると足のしびれや痛みがでて歩けなくなり、休むとまた歩けるようになる事を間欠性跛行といいます。大きく分けて足の血流障害からくる血管性間欠性跛行、腰部での神経の圧迫からくる馬尾性間欠性跛行の2種類があります。血管性の場合、立位のみで歩いていない時や安静時は足に症状がない事が多いのが特徴です。一方、馬尾性は立位・安静時でも症状がある事が多く、歩行で悪化します。腰を曲げて移動できる自転車の走行では症状が悪化しづらいという特徴もあります。
馬尾性間欠性跛行は腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症の典型的な症状で、悪化してくると数百mも連続歩行が出来なくなる事があります。休まず連続で歩ける距離や時間は、狭窄症の進行度合いを判断する上で重要な指標となります。極端に連続歩行距離が短くなった場合は、除圧術(背骨を削って脊柱管を広げる手術)の適応となります。幸い間欠性跛行に関しては、外科手術での改善が得られやすい症状の一つです。
次回の「知って得する脊髄脊椎のお話」については8月28日に掲載する予定です。
■取材・協力
八王子脊椎外科クリニック/東京都八王子市万町173の1
【電話】042・655・5566
【アクセス】JR八王子駅南口からタクシー3分、『京王バス』万町1丁目下車、『神奈中バス』万町2丁目下車
八王子脊椎外科クリニック
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東京都八王子市万町173-1
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