町田 社会
公開日:2026.02.12
芹ヶ谷公園の朝6時、町田から世界へキックオフ
サッカー選手 池座綾花さん
早朝の芹ヶ谷公園。まだまちが動き出す前の静けさの中、ボールを蹴る音が響きます。チームのなでしこリーグ2部昇格に貢献し、アイルランドの1部リーグでも体を張って戦ってきた、町田出身のサッカー選手・池座綾花さん(27)です。町田でサッカー教室を開くなど、未来の子どもたちに夢のバトンを渡しています。なぜ池座さんは、世界のピッチと町田の公園を行き来しているのか。その予測不能なサッカー人生を覗いてみました。※こちらの内容は町田市シティプロモーションサイト「まちだで好きを続ける」に公開されたものの一部です(1月29日更新)
池座さんのルーツは、町田駅からほど近い「原町田4丁目」。幼い頃は、近所のサウスフロントタワーの遊び場や芹ヶ谷公園で、暗くなるまで走り回る活発な子どもでした。お兄さんの影響でサッカーを始め、地元の「FC芹ヶ谷東京」に入団します。
「小学生の頃はなかなか試合に出られず、お母さんには続けないだろうと思われていたみたいです。でも、私はただボールを蹴るのが楽しくて。周りが進路を決め始める中、自分も『チームを探したい』と頼んだら、お母さんがたくさんの選択肢をくれました。その中で、これが本当に自分のやりたいことなんだと気づくことができたんです」
迷いなくサッカーに打ち込めたのは、一番近くで支え、気づきを与えてくれたお母様の存在があったから。中学からは電車で神奈川県のチームに通い、サッカーの奥深さに魅了されました。「もっと知りたい、うまくなりたい」。その探究心で、なでしこリーグの入れ替え戦や昇格を懸けて戦う選手へ成長しました。そんな当時の仕事は、なんと「自動車教習所の教官」。
「仕事のお昼休みには、教習コースにある坂道発進の坂でダッシュをしたり、壁当てをしたり。仕事が終わった後、夜にはグラウンドへ。フルタイムで働きながら練習する毎日でした」
仕事とサッカーに全力で向き合う日々でしたが、25歳を迎えた時に転機が訪れます。
「ワーキングホリデーの年齢制限が迫っていて、『広い世界を見るなら今しかない!』と引退を決意しました」
長年続けた現役生活に区切りをつけ、海外へ渡ることを決めました。選んだ先はアイルランド。実は中学生の頃からイギリスのバンド『One Direction』の大ファンで、「いつか彼らのいる国の雰囲気を感じたい」という憧れがありました。知人の勧めもあり、自然豊かで、英語を学ぶのに適した隣国・アイルランドへ行くことに。
しかし、サッカーの神様は池座さんを放っておきませんでした。
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