工場内で機械を案内する梶原社長
梶原機械（株）
中野上町にある製造業「梶原機械株式会社」の梶原一久社長はおよそ８年前、先輩の紹介で「次工研」に入会した。次工研とは八王子商工会議所工業部会にある「次世代工業研究会」のこと。「若手経営者」らによる企業が所属する組織だ。
20代で会社を継いだ梶原社長にとって、次工研の様々な活動は刺激になっているよう。会員の工場を見学する企画では「その会社、工場の雰囲気で働きやすさだったり、勢いが分かるもの」と参考になったと話す。一方、自分たちの会社を会員に紹介するプレゼン型の企画では「ものづくりの知識を付けるのに役立ち、受注の幅が広がった」とも。積極的に参加することで「徐々に会社のことを知ってもらえるなどし市内での活動がしやすくなった」と喜ぶ。
まだ30代の梶原社長は会の中で「若い層」になる。「うちくらいの小さな会社（従業員８人）でも、市内の大きな会社の先輩と話をしたりできる。ステージを上げられる」と同じ世代への入会を呼びかける。
同社は主に産業ロボット関連部品の試作、量産を手掛けている。今後については「医療機器関連の受注を増やしたい。そのためにもっと小さな部品も扱えるよう加工技術を高めたい」と話す。
