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公開日:2026.11.05
国道16号片倉地区 道路拡幅へ意見募集 渋滞解消と安全確保図る
国土交通省相武国道事務所と八王子市は、慢性的な渋滞や事故が多発している国道16号・片倉地区(子安町交差点〜片倉町交差点付近)の道路拡幅に向けた本格的な検討を進めるため、11月から12月にかけて、市民へのアンケート調査と対話形式の意見募集を実施する。地域の課題や配慮すべき事項を把握した上で、今後の整備方針策定に生かす。
慢性渋滞に死傷事故も
対象区間は1961(昭和36)年に都市計画で幅員25メートルと定められたが、現状の道幅は10〜15メートルにとどまり、未整備の状態が続いている。同事務所によれば、1日あたりの交通容量1万5200台に対し、実際の交通量は2万1200台と大幅に超過。多くの時間帯で速度低下が発生しており、路線バスなどの遅延も常態化している。また、片倉町交差点周辺の死傷事故率は東京都平均の約7倍に達しており、同区間で発生した交通事故の約4割を追突事故が占めることから、同事務所では交通渋滞による速度低下が原因と想定。さらに狭い歩道上での歩行者と自転車の交錯や、大型車の中央線はみ出し走行など安全面での課題を抱えている。
周辺では10月に「桑都の杜」が開業したほか、今後は「八王子南バイパス」や都道「八王子3・3・10号」の接続、北野街道の拡幅工事など大規模なネットワーク強化が進行中。交通量のさらなる増加が見込まれており、同区間の拡幅は地域交通の要として待ったなしの状況となっている。
鉄道交差部の工事に課題も
拡幅実現には課題もある。対象区間には京王高尾線の鉄道交差部があり、鉄道高架橋を支える「橋台」を都市計画幅員の外側へ移設する必要がある。工事期間中は仮設支柱を道路上に設置することによる片側交互通行などの交通規制や、終電から始発にかけての夜間工事による騒音など、市民生活や沿線環境への影響が懸念されている。
国・都・市で構成する「現道対策調整会議」でこうした課題について6回にわたり議論を重ね、広く市民の理解と声を集約する機会の必要性が示されたことから、同区間沿線の住民などへのアンケートと、対話形式による説明と意見聴取を行う「オープンハウス」を実施するに至った。
アンケートは11月1日から12月25日(金)まで、沿線住民へはがきを配布するほか、相武国道事務所のウェブサイトに設けられた特設フォームから誰でも回答が可能になっている。パネル展示や個別説明を行うオープンハウスは、▽由井市民センター(11月23日(月)・24日(火)/午前11時〜午後4時)▽八王子市学園都市センター(11月27日(金)・28日(土)/午後2時〜7時)▽桑都の杜(12月6日(日)・7日(月)/午前11時〜午後4時)の3会場で計6日間開催される。
市担当課は「国が今後さらに適切な検討を進めるため、皆様からの率直なご意見をお寄せいただければ」と話している。
問い合わせは相武国道事務所計画課【電話】042・643・2001、市交通政策課【電話】042・620・7303。
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