ものづくり中小企業とデザイナーのマッチングを目指すコンペ「東京ビジネスデザインアワード」(東京都主催)のテーマ賞が1月12日に発表され、石川町の板金加工業、(株)葵製作所による加工技術でインテリア雑貨ブランドを作る提案が受賞した。2月8日に行われる提案最終審査で最優秀賞などが決まる。
提案したのはデザイナーの稲葉太郎さん(やまのデザイン)。同社の高精度な溶接、曲げ、切り出しなどの技術、少ロット生産が可能な体制などから、インテリア雑貨ブランドの立ち上げを企画。雑貨が「加工見本のライブラリー」として機能を果たすことなど、ビジネスモデルを提案した。
同社は現在、最終審査に向け、稲葉さんと一緒に試作品を制作している。同社の長谷川薫代表=今号人物風土記で紹介=は「デザイナーさんとの試作品作りは刺激になる。それなりの形になっているので最終選考会が楽しみ」と話した。
このコンペは、中小企業の技術や素材とデザイナーの視点を掛け合わせ、新たな事業や製品化を目指す。21年度は、応募のあった都内中小企業の中から12社がテーマとして選出され、市内からは葵製作所が選ばれた。
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