前回比7・2P(ポイント) アップ
初宿(しやけ)和夫氏が当選を果たした八王子市長選挙。その裏で、前回(2020年市長選)約30%しかなかった投票率を「何とかして向上させたい」とさまざまな取り組みが市内で散見された。
市民有志の会「八王子選挙の投票率を50%にするプロジェクト」(二川彩・福本みどり代表)は、1月9日に本立寺(上野町)で、立候補予定者を招いての質問会を初開催した。申し込みは要らず子どもも歓迎とあり、老若男女約30人が参加。福本さんは冒頭で「演説を聞くだけ、選挙公報を読むだけだと一方通行になりがち。私たちの想いも聞いてほしい」と企画動機について説明した。「今の八王子はどんな問題が」「子ども関連の施策にもっと予算を」などの質問・意見が飛び交った。二川さんは「目標の5割には届かなかったが、ここ最近では一番高い投票率。原因を追々分析していきたい」と総括した。
八王子青年会議所(藤田愛樹理事長)も「市長選挙公開討論会」を12日に学園都市センター(旭町)で開催。「未来の八王子について討論する場」として公約などついての活発な意見が交わされた。会場に来れない人にも配慮し、ユーチューブでも生配信された=写真【1】。
八王子の名物歯科医も動いた。明神町交差点にある「きぬた歯科」(台町)の看板が、投票を促す特別版に。同院院長の羅田(きぬた)泰和さんが「八王子市長選、はじまるぞ!今回も他人事でいいのか?おれはでないけど!」とユーモアを交えながら市民に呼びかけた=写真【2】。
中央図書館(千人町)では、館内に展示ブースを設置。投票権年齢が18歳に引き下げられたことを受け、「18歳からの選挙・市長選」と題して関連する本や資料を集めた=写真【3】。
期日前投票や当日投票時、それを証明する「投票済証」が希望者にもらえるのを知っているだろうか。これにイラストを寄せたのは、多摩美術大学(鑓水)の学生だ。市選挙管理委員会によると、同大から「アートの力で少しでも選挙に関心を持ってもらいたい」と申し出があったという。イラストは辰年を意識したもので、6種・6色が用意された=写真【4】。
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