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八王子 教育

公開日:2025.10.02

八王子実践×東京八王子酒造
秋の実り感じて
生徒児童らが稲刈り

  • 昔ながらの手作業で稲刈りをする中学生ら

  • 稲架掛けを行う児童

 都内でも有数の田園風景を誇る高月町の田んぼで9月24日、学校法人矢野学園八王子実践(矢野東理事長)の幼稚園児と中学生約110人による稲刈りが行われた。

 これは、来年5月に創立100周年を迎える同学園と、市内で酒米造りから日本酒の製造を行う東京八王子酒造(西仲鎌司代表)が連携して取組むオリジナル日本酒造りの一環。今年6月に地元農家の石川研さんの指導のもと、生徒児童ら自ら植えた酒米品種「ひとごこち」の苗が育ち、収穫の時期を迎えた。

 鎌を片手に稲を刈り、束にして紐で結び、穂を下にして干す稲架掛け(はさがけ)までを体験。生徒らは「刈るのは簡単だけど結ぶのが難しかった」「田植えより稲刈りの方が楽しかった」「チームワークが大切だと思った」「都会で小さくやってる大変さがわかった」などと感想を口にした。中学生は稲刈り体験後、加住市民センターへ移動し西仲代表が講師を務める座学を受講。米づくりの工程や消費量が減っていること、令和の米騒動などについて学んだ。

 この取組みは1年間にわたる長期プロジェクトで、完成した記念酒は100周年祝賀会での鏡開きや出席者への引出物に使用される予定。

 矢野理事長は「100周年のテーマは、日本の歴史・伝統文化の継承と再発見。米作りは今回初めての取り組みだが、貴重な体験をさせてもらっている。ぜひ今後も継続していければ」と話していた。

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