八王子 教育
公開日:2025.10.16
独から届いた友情の絵画
肥沼医師の母校で鑑賞
市立第三小学校(大宝院清孝校長)の3年生児童ら45人が10月2日、ドイツのヴリーツェン市にある聖ヨハニッター小学校から送られてきた絵画を鑑賞した=写真。
第三小は、第二次大戦後のドイツで感染症治療に尽力し、多くの命を救った肥沼信次医師の母校。肥沼医師がドイツで活躍したことがきっかけで2017年に、八王子市とヴリーツェン市は友好交流協定を締結。22年7月には両小学校間でも教育連携協定が結ばれた。以来、児童らは自分たちで作成した学校紹介の動画や絵画作品を送り合うなどして交流を続けている。
今回の鑑賞会に並んだのは、聖ヨハニッター小の児童らが描いた14作品。第三小の児童らが昨年、授業の一環で多摩動物園で見た動物や消防車などを描いた作品12点ほどを郵送した返礼として届いたもの。作品には1点ずつ作者の顔写真と解説が付いており、担任教諭が翻訳しながら児童らに紹介。聖ヨハニッター小の児童らが描いたのは、夕やけのビーチが映った自分の瞳やかたつむりの貼り絵など、創意工夫を感じられる作品が並んだ。
異国の友人の作品を鑑賞した児童らは「ドイツに行ってみたいと思った」「植物とか使っててすごい」「色鉛筆で塗るの大変そう」などと感想を口にしていた。
これらの送られてきた作品は11月に行われる同小の展覧会で一般公開される予定。
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